生成AIの基本の”き” |「AIに振り回される人」から「AIを使いこなす人」へ

この記事でわかること ✅
  • たった3つの言葉でわかる、生成AIのざっくり正体
  • AIに伝わらない理由
  • 旅準備がラクになる!ChatGPTへの伝え方のコツ
目次

「効率化」その前に…そもそも生成AIって?

最近よく見るこのワード👇

「ChatGPTはプロンプトが大事!」

──でも、そもそも「生成AIって何なん?」って聞かれたら…ちょっとドキッとせえへん?
旅の相談でも、AIにうまく頼れるようになるには、まず“基本のしくみ”をざっくりでも知っとくのがいちばんの近道やねん。

✍️まずは3つだけ覚えとこ!

生成AIのしくみは、次の3つだけ覚えればOK!

  • LLM(ラージ・ランゲージ・モデル)
  • 埋め込み表現(エンベディング)
  • コサイン類似度
たびと

ほな、一個ずつ解説していくな!

🧠① LLM:言葉を予測するAIの“脳みそ”

LLMっていうのは、
「次に来る言葉を予想する力」にめちゃくちゃ長けたAIの中枢。

例:「昔々あるところにおじいさんと…」
→「おばあさんがいました」って続くよな?

たびと

こんな感じで“自然な続き”を、大量の文章から学習して覚えてるのがLLM!

② 埋め込み表現:言葉の意味を“数字”で捉える

でも、「次の言葉」ってどうやって扱うん?
ってなるよね。

そこで登場するのが埋め込み表現(エンベディング)

これは、言葉や画像を「ベクトル(数値)」に変換する技術のこと。
似た意味のものほど、近い場所に配置されるのが特徴。

たとえば:
「犬」と「猫」は近い
「犬」と「車」は遠い

そんな感じで、意味の近さを数値で測れるようにしてるってこと。

③ コサイン類似度:矢印の方向で似てる度を測る

「似てるかどうか」は、ベクトルの“角度”で判断する。

  • 角度が狭い(=方向が似てる) → 類似度高い
  • 角度が広い → 類似度低い

💡イメージはこんな感じや👇

ちなみに、ChatGPTはこれを3,072次元でやってる。

たびと

3,072次元???よくわからんな~

…ってなるよな(笑)

そんなときはこう覚えてください:

🎯 コサイン類似度=方向が似てるほど、意味も似てると判断する仕組み

🤖 これで何ができるん?AIのすごさ3選

① 自然な会話

LLMがええ感じに補完してくれるおかげで、
まるで“旅友”みたいに返事がくる。

たびと

旅の相談も、ほんまテンポ良く進むで!

② あいまいな相談でも通じる

「夏にゆるめの温泉旅したい」みたいなふんわり相談でも、
エンベディングとコサイン類似度で、それっぽい案を出してくれる。

たびと

気分に応じた提案をしてくれるんやな!

③ 旅の手配が爆速になる

とにかく情報をいっぱい持ってるのが生成AIの特徴。
そやから、プランの提案とかほんまになんでもござれ!

たびと

頼れるところは頼っていこな!

こんな感じであいまいな提案や、自分の中でふわっとしてるものは結構チャットでもいい感じに帰ってくるんやけど、思うものや知りたいことが明確にあって、それを出力させるためには一工夫が必要ってなるんやけど、その前にAIの弱点にも触れとこか。

AIの弱点

① 知らんことは“知ったかぶり”する

AI は、読み込んだデータしか覚えてへん──これは当然。
せやけど “ちょっと似てる” 情報があると、そこから特徴をつまんで答えてまう。

例えば:「星野リゾートってどんなとこ?」って聞いたのに、
実際は 界(かい)リゾナーレOMO だけやなくて、
他の似た系統の“おしゃれ温泉宿”の情報まで混ざって返ってくることがある。

💬ChatGPT的には:

ぱんきち

「高価格帯のおしゃれ宿=同じベクトルっぽい!」

ってことで、“類似”として判断しちゃうんよな。。。

なんで混ざるん?

コサイン類似度の世界では、
意味が近いほどベクトルが近くなる

AI はその“近さ”だけを手がかりにしてるから、
似て非なるものを区別しきれへんときがある

ざっくりは、こんなイメージ(ライオンドット絵)

55×55=3,025 ドット ≒ ChatGPT の 3,072 次元にざっくり置き換え
ライオンってのはわかるけど、これ見て何ライオンとかそこまでをとらえるのは難しそうよな?

最初は”〇〇ライオン”ってわかった上で答えたとしても、途中からぼやけてきて、他のライオンの情報まで混ぜて答えてくるって感じや。

※仕組みが全然違うから、次元が高けりゃ高いほどええ、って単純な話ではないことは注意してな!あくまでもイメージ。

② 指示の仕方によって変わる

言い方ひとつで、出てくる答えがガラッと変わるのもAIあるある。
つまり、

📌 AIは“指示にめっちゃ敏感”

だからこそ大事になるのが、次に紹介する「プロンプト」!

っとその前に、前半戦終了~~~~

ここまでで、基礎技術に関しては完璧に理解できたんと違うか??
さすがやな~!

次こそ、それを踏まえた上で、どうやって使っていくかの話や!

後半戦も気張っていくか!

プロンプトって何なん?どう使えばええの?

まず結論から

プロンプト=ChatGPTに方向性を伝える“道案内”や!

さっき出てきた「コサイン類似度」も“方向性”の話やったよな?
それと同じで、プロンプトはAIに「どっち向いて答えてな」って伝えるためのもんや。

🧭プロンプトの3要素|スタート・ゴール・荷物

AIにうまくお願いするには、この3つを意識すればOK👇

  • ①スタート ⇒ 役割(どこの視点から見る?)
  • ②ゴール(目的) ⇒ 目指す成果終点
  • ③荷物 ⇒ 依頼事項(やってほしいこと)
名称未設定のデザイン.jpg

✍️それぞれもう少し具体的に

✅ ①役割(視点)

ChatGPTにどんな立場で話してほしいか?って話やな。

例えば、同じ旅を提案するのでも、当ブログでは以下のようにキャラクター毎に役割を使い分けています。

ライオン隊長

自然の中でのアクティビティを重視した旅を提案する案内人

ととのいさん

心と体を整えるような“癒し旅”を提案する案内人

この使い分けによって、皆さんの旅タイプごとの理想な旅行先を提案するプロンプトを作成してるってことやな!

👇まだ自分の旅スタイルを知らない人はこちら

5つの質問に答えるだけで、自分の旅スタイルが見えてくる!

✅ ②ゴール(目的地)

最終的にどんな形でアウトプットがほしい?

例えば、隊長の旅提案プロンプトでは、

〇画像は最大3枚まで、毎回カルーセル形式で表示
 → 写真があることで、その場所の空気や雰囲気が直感的につかめる。
1スポットずつ、シンプルに紹介
 → 一度に大量に出されると、かえって迷いやすい。
   “ひとつずつ”見て選べることで、テンポよく読み進められる。
「次!」と入力すると、同じ形式で別のスポットを提案
 → 気になる旅先をいくつも比べたいときに、手間なく次をリクエスト可能。
   毎回同じフォーマットで返ってくるので、見やすさも保てる。

たびと

やっぱりゴールが見えてると、AIも迷わへん。

✅ ③依頼事項(運んでほしい作業)

最後は具体的に、何してほしい?ってとこやな。

旅の提案?、効率的な移動?、寄り道してもいいから美味しい店を紹介?…など

可能な限り具体的なタスクを明示して!

ここまで読んで「なるほど!」と思えたら…

で、ここからが本番かもしれん。
きっとこのあと、「自分でもプロンプト考えてみたくなる」と思うねん。

ほな実際に“3 要素”をセットにしたテンプレを試してみよか?
まずはコピペで OK。

ちょっとずついじって、自分流に育てていくのがコツやで!

あなたは{#役割}です。{#依頼事項}を実行してください。{#Goal,目的}は以下の通りです
#役割

#依頼事項

#Goal,目的

✅ ポイント
  • 役割・ゴール・依頼事項のうち、最低 2 つは書く癖をつけよう!
  • 慣れてきたら「参照情報」「出力形式」などを追加入力してカスタム!

まずは、この簡易プロンプトだけはいつでも取り出せるようにコピペ帳を入れておくのがおすすめやで!

たびと

プロンプトの重要性がわかったら、何回も使って上達していこな!

まとめ:伝え方ひとつで、AIは“味方”になる!

AIがうまく動かへんとき、プロンプトの書き方に原因があることほんまに多い。
それで、AIって結局使えへんよね?って言われてるとちょっと悲しい😢
もはや俺の相棒やから(笑)

そやから、最後におさらい👇

✅ 生成AIは「方向」と「似てる度」で動いてる
✅ プロンプトは、方向性を伝えるための“道案内”
✅ 始点・終点・荷物(役割・ゴール・依頼事項)を伝えよう!

旅行中は、ほんまにいろんな依頼をChatGPTに投げかけると思います。

この基礎がわかったら、次は応用に進める!
ここまで読んだ人はもう基礎は完璧!

次は実践あるのみ!
このブログにおいてあるもの含めて、色んなプロンプト使ってみよな!

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この記事を書いた人

旅とAIが大好きな、ごく普通の会社員。
めんどくさいことはAIに任せて、心躍る体験にもっと時間を使いたい。
このブログでは、AIと一緒に旅を100倍楽しむための、リアルな試行錯誤を発信中!

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